社長メッセージ

代表取締役社長

樋口 義弘

Higuti Yoshihiro

建設機械運用のプロフェッショナルエンジニアとして 持続可能な未来を創る。

エスシー・マシーナリの未来像

エスシー・マシーナリは、建設機械のトータルソリューション企業として、タワークレーン・クローラクレーン・工事用エレベータなどの大型建設機械をはじめ、照明、配電設備といった汎用機械など、多種多様な機械を通じて、日本の建設現場を支え続けてきました。

近年、技術の進歩や施工環境の変化に伴い、建設現場は高度化、多様化し、私たちへの期待も大きく変わってきています。まず、今後人口減少が懸念される日本社会において、建設業界の生産性向上へのニーズがますます加速していくことが予想されます。
また、建設業においては他産業に比べて労働災害が多いことも、解決すべき課題といえます。加えて、 地球規模の課題としてカーボンニュートラルなど持続可能な社会の実現が求められています。

こうした社会課題の解決に向けて、当社では清水建設や異業種との連携に加え、独自の技術開発や現場実装も行っています。例としては、生産性向上に資する高性能かつ大容量搬送が可能な国内最大級の工事用エレベータ(SEC-5000RS)や複数の会社からのレンタル機械を統合管理するシステム(M-Linc)、安全性を向上させるGNSSを用いたクレーン衝突防止システム(クレーンアシスト)や多数のタワークレーンが必要な大規模現場等に適用可能な信頼性の高い合図用無線(sXGP)などがあります。
また、再生可能エネルギーである陸上風力発電における風車の高層化・大型化に対応できるクレーン(S-Movable Towercrane)では現場運用支援を行っています。今後も継続的に技術開発、現場実装を進めて建設現場のニーズにひとつずつ解決策を提示し実行していくことで、 10 年後、 20 年後の当社の成長につなげていきたいと考えています。

生産性向上やカーボンニュートラルなどへの取り組みは地道でかつ、現場に寄り添うことが求められます。建設現場は現場ごとに環境が全く異なるという特徴があり、机上で検討しているだけでは解決できません。現場に出て、現場の声にしっかりと耳を傾け、社員一同ベクトルを合わせて課題に誠実に向き合い続けてまいります。

私たちは建設機械運用のプロフェッショナルエンジニアとして、現場に学ぶという姿勢を持ち続けると共に最新の知見や技術に常にアンテナを張り、現場の特徴や環境に合わせた形でその知見や技術を実装することにより、持続可能な未来の実現に貢献してまいります。